訪問介護の仕事を大きく3つにわけると、身体介護、生活援助、通院介助の仕事があります。訪問介護を行う介護職員は、これら3つのサービスを利用者に提供します。サービスの内容は、利用者によって異なるため、訪問介護では一日に様々なサービスを提供することになるでしょう。
具体的なスケジュール例として、ある訪問介護職員の一日を紹介します。朝一番は事業所に出勤し、その日の予定の確認を行います。自転車や車などそれぞれの移動方法で利用者の居宅へ向かうのです。午前中は、ある利用者の自宅で入浴介助や排せつ介助などの身体介護を行います。流動食などの調理と食事介助も身体介護に含まれるので覚えておくと良いでしょう。次の利用者宅では、買い物をして昼食づくりを行い掃除も行います。その後、一度事業所に戻り、そこで行うのが書類作成や同僚との情報交換や情報共有です。訪問介護職員は、基本的に一人で利用者の居宅に訪問するため、疑問や不安があれば、この時に周囲に相談をすると良いでしょう。休憩後、再び利用者の居宅に向かいます。次の利用者は、病院への通院のため訪問介護職員自身が車を運転し、利用者を病院へ連れていきます。薬の受け渡しなどを介助し、利用者を居宅まで送ります。その後は、また別の利用者の居宅にむかい、買い物をして夕食づくりを行います。最後に再び事業所に戻り、報告書などの書類作成を行い勤務終了です。
このように、訪問介護職員は一日のうちに数人の利用者の居宅を訪問し介護を行うこともあります。しかも、その介護内容は利用者によって異なりバラエティに富んでいるため、広く業務経験を積みたい場合におすすめで。